ヘアオイルはお風呂上りの濡れ髪につけよう!効果的な手順を徹底解説

ヘアオイルはお風呂上りの濡れ髪につけよう!効果的な手順を徹底解説

ヘアオイルは濡れた髪に使うもの?乾いた髪に使うもの?

どっちが正しいか迷う方が多いようですが、濡れた髪乾いた髪かは、好み、髪質、なりたいヘアスタイルによって違うので、特に正解はありません。

お風呂上りの濡れ髪のタイミングでつけると、髪に浸透しやすく、しっとりした髪が長続きするのでおすすめです。

ドライヤーやアイロンの熱からも守ってくれるので、濡れ髪につけると髪の毛をダメージから守ってくれます。

2024年3月29日に女性300名にアンケート調査をしたところ、濡れた髪、乾いた髪の両方に使う方が最も多かったです。

こちらの記事では、お風呂上りの濡れ髪につける効果と、正しい方法・手順をお伝えします。

ヘアオイルをお風呂上りのタオルドライ後につける理由

タオルドライ
ヘアオイルをつける前にしっかりタオルドライ

ヘアオイルをお風呂上りにつける理由について、疑問をいだいていませんか?

実は、お風呂上りの濡れた髪をタオルドライしたあとにヘアオイルをつけることで、以下の3つのメリットを得ることができます。

 

  • 乾燥から髪を守る
  • うるおい成分が髪に浸透しやすい
  • 髪をドライヤーの熱から守れる

髪を守る・補修する観点から、乾かす前の髪に使用するのがベストです。

ヘアオイルをつけるタイミングを工夫することが、美しい髪を手に入れる第一歩になります。

ぜひチェックしてみてくださいね。

もしヘアオイルを乾いた髪に使いたいならこちらの記事でポイントやつけるタイミングなどを紹介しています。

ヘアオイルは乾いた髪に使える?乾いた髪に使うポイントを紹介

濡れ髪を先に乾かすとパサつきやすい

キューティクルが開くと水分が抜け出る
キューティクルが開くと水分が髪の外に出やすい

ヘアオイルをつける前にドライヤーで髪を乾かすと、パサつきの原因に。

濡れた髪はキューティクルが開いているため、髪内部の水分が抜けやすい状態になっています。

したがって、ヘアオイルなどをつけずにドライヤーすると、ドライヤーの途中で、髪に必要な水分まで蒸発してしまうのです。

しかし、濡れた髪にヘアオイルでフタをすることで、水分を髪の中に閉じ込めてくれます。

乾燥のしすぎから髪を守るためにも、ヘアオイルはドライヤー前の濡れた髪に使いましょう。

濡れ髪はオイルが浸透しやすくしっとり仕上げられる

濡れ髪
ヘアオイルは濡れ髪だと浸透しやすい

お風呂上りの濡れた髪は、オイルが浸透しやすい状態になっています。

これは、キューティクルが開いているからです。

キューティクルは髪の表面をウロコのように覆っていますが、このキューティクルにすき間があるうちにオイルをつけることで、保湿成分が髪の中へ浸透しやすくなります

そのため、ヘアオイルは、うるおい成分が効率的に浸透するよう、ドライヤーの前につけましょう。

しっかりヘアオイルをなじませることで、しっとりした髪に仕上がりますよ。

お風呂上がりのヘアオイルはドライヤー熱から守れる

ヘアオイルは熱から髪を守る
ヘアオイルは熱から髪を守ってくれる

髪を乾かす前にヘアオイルをつけることで、ドライヤーの熱によるダメージから、髪の毛を守れるというメリットがあります。

これは、ヘアオイルを塗ることで髪の表面が保護され、熱によって受けるダメージを減らせるからです。

また、タオルドライをしておくと、ドライヤー時間の短縮につながり、結果的にドライヤーからの熱ダメージを軽減することができます。

ちなみにヘアオイルの商品の中には、ドライヤーなどの熱を利用して髪のキューティクルを修復させる、「γ(ガンマ)-ドコサラクトン」という成分を配合しているものもあります。

このような、「γ-ドコサラクトン」が使用されたヘアオイルを使用するのも、ひとつの方法です。

どちらにしろ、ヘアオイルはドライヤー前の濡れた髪に使用しましょう。

ヘアオイルを塗ってからドライヤーするまで時間

ヘアオイル後のドライヤーは20~30分後
ヘアオイルをつけて20~30分後にドライヤーで乾かそう

濡れた髪にヘアオイルを塗ったあとは、ドライヤーで乾かす前に、約20~30分放置するのがおすすめです。

放置することで、ヘアオイルの成分がさらに浸透しやすくなります。

また、ホットタオルを巻いた状態で放置させると、より効果的です。

しかし、長時間放置しても効果が上がるものではないため注意しましょう。

ドライヤーまでの放置時間は、適切な時間で切りあげるようにしてくださいね。

お風呂上りにヘアオイルをつける手順

「濡れた髪へのヘアオイルが良いのはわかったけど、ヘアオイルをつける正しい順番ってあるの?」

このように思う場合も多いでしょう。

以下では、お風呂上りからドライヤーをするまでのヘアケアの手順について解説します。

効果的なケアをするためにはいくつかポイントがあるので、ぜひ習得してくださいね。

また、ケアをするために、以下のアイテムを準備しましょう。

  1. タオル(綿などの柔らかい素材がベスト)
  2. 目の粗いブラシやコーム
  3. ヘアオイル
  4. ドライヤー

濡れた髪は摩擦によるダメージに弱いので、優しい手つきでケアをしてくださいね。

STEP1.タオルドライをしっかりする

タオルドライ
タオルドライで余分な水分を吸い取る

まずは、タオルで髪の水気を取りましょう。綿などの柔らかい素材のタオルを使用するとなお良いです。

注意点として、タオルでゴシゴシとこするのはNG。

濡れている髪はキューティクルが開いています。

そのため、タオルとの摩擦が生じると、キューティクルがはがれ落ちてしまいます。

髪にダメージを与えないために、髪の毛をタオルで包み込み、手で優しくぎゅっと握るようにして水分を取っていきましょう

また、タオルドライで髪の水分を取っておくことで、ドライヤーの時間を短縮できます。

ドライヤーの時間が短くなると熱によるダメージも減らせるので、少し念入りにタオルドライすることをおすすめします。

STEP2.ブラッシングで髪を整える

ブラッシング
ヘアオイルをつける前にブラッシングで整える

タオルドライで髪の水分を取ったら、ブラシをして髪をほぐしていきます。髪のからまりが解消されると、ヘアオイルをムラなく塗ることができるからです。

ポイントは、目の粗いブラシやコームを使うこと

反対に目の細かいブラシを使うと、摩擦が大きくなり、髪を傷めてしまいます。

濡れた髪はキューティクルが開き、とてもデリケートです。

髪の絡まりが強い場合は無理にブラシを通さず、毛先からゆっくりとかし、からまりをといていきましょう。

STEP3.髪の中間から毛先へ、手の平で軽く握るようにつけていく

ヘアオイルをつける
ヘアオイルを髪の中間から毛先へ、手のひらで軽く握るようにつける

いよいよ、ヘアオイルをつけていきます。ポイントは、髪の中間から毛先にかけてなじませていくこと。

ヘアオイルを髪の根本につけるのは良くありません。

髪の根本につけてしまうと、地肌がベタついてしまったり、毛穴が詰まったりする原因になります。

あくまで、毛先や髪の中間につけるようにしましょう。

また、ヘアオイルは、しっかり手になじませてから、手の平で軽く握るように髪につけていきます。

この時も、ゴシゴシと摩擦を起こさないように優しく扱いましょう。

さらに、ヘアオイルを髪になじませたあと、目の粗いコームで髪をとかすと、均等にヘアオイルをなじませられます。

また、ヘアオイルの分量は多すぎても少なすぎても良くありません。

ヘアオイルの量の過不足は、髪のベタつきや、充分なケアができない状態につながります。

商品に記載されている分量を、適切に使うようにしてくださいね。

STEP4.ドライヤーで髪を乾かして仕上げる

ドライヤー
ドライヤーで乾かす

最後に、髪を乾かしていきます。

髪を乾かす際は、髪の根本から強風で乾かしていきましょう。

髪の水分は、髪の根本から毛先へ落ちていくため、根本から乾かすことで効率よくドライヤーができます。

また、毛先から乾かしてしまうと、毛先が乾きすぎてダメージを負ってしまいます。

そして、ドライヤーの風は、下からではなく、上から当てていきましょう

風を下から当てると、キューティクルを開かせる原因になります。

しかし、上の方向から風を当てることで、キューティクルが閉じやすくなります。

さらに注意点として、髪は温度が70度になると、キューティクルが開いたまま固まってしまい、なかなか元には戻りません。

そのため、髪が過度に熱くなってしまわないよう、髪とドライヤーとの距離をある程度離すように意識しましょう。

ドライヤーのコツや注意点をまとめると、以下のようになります。

  • 髪は根本から乾かす
  • ドライヤーの風は、上から当てる
  • 髪の温度が70度を超えないよう、ドライヤーを離す

ドライヤーで乾かしたら、お風呂上りのヘアケアは完了です。

お風呂上りにヘアオイルをつける時の注意点

ヘアオイルは髪のケアに効果的ですが、失敗は避けたいところ。

しかし、濡れた髪にヘアオイルをつける場合、以下のような問題が出てくることがあります。

  • 適切な分量がわからなくなる
  • ヘアオイルの塗り方にムラができる

以下では、このような問題を解消するための方法を解説しています。

ポイントは、「ヘアオイルを一気につけない」ということ。

最初は上手くできない場合もあるかもしれませんが、紹介する内容を実践すれば、失敗を最小限に抑えられるはずです。

濡れた髪につけると量が分かりにくい

濡れた髪にヘアオイルをつける場合、乾いた髪につける場合にくらべて、ヘアオイルの適量がわかりにくくなります。

これは、髪が湿っている感覚が、入浴による水分によるものなのか、ヘアオイルの水分・油分によるものなのか、わからなくなるためです。

そのため、商品のパッケージに記載している量を参考に、自分の髪の長さに合わせた分量を使用しましょう。

また、少量ずつつけていけば、ヘアオイルのつけすぎを防ぐことができます

さらに、手によくなじませてから髪につければ、髪の一部分でヘアオイルを使い切ってしまい、余分な量をつぎ足す事態を避けられます。

まずはダメージの多い毛先周辺にメーカーの適量を使用し、ドライヤーで乾かして様子を見ることで、自分に合った分量を見極めていきましょう。

ムラができやすい

髪が濡れていると、ヘアオイルがどの部分に浸透しているのかがわかりにくくなります。

そのため、ムラができてしまうことも。

この場合、手のひら全体になじませたヘアオイルを、髪の一カ所で使い切らず、少しずつ、まんべんなくなじませていくことが必要です。

その際、手ぐしを通すように、場所を変えながらなじませるのもおすすめです。

また、ヘアオイルを塗ったあとに目の粗いコームで髪全体をとかすことで、より均一にヘアオイルをなじませることができます。

手だけでムラなくつけるのは難しいので、ぜひコームも活用してみてくださいね。

まとめ

この記事のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 濡れた髪へのヘアオイル使用で、浸透力アップ
  • ドライヤー前のヘアオイルで、髪を守る
  • 目の粗いブラシやコームの活用で、ムラなくケアできる
  • ヘアオイルは、毛先に重点的になじませる

お風呂上りは、ヘアケアにうってつけのタイミングです。

また、ドライヤーの熱による髪の温度にも配慮することで、髪の傷みを軽減できます。

ぜひ本記事を参考に、ツヤのある髪を手に入れてくださいね。

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