シャンプー難民(シャンプージプシー)の方へ質問です。
なぜ、自分に合ったシャンプーが見つからないのか自覚されてますか?
シャンプー難民になる人とならない人には特徴があることをご存じでしょうか?
日本人女性300名にアンケートを取った結果、3人に1人がシャンプー難民であることが分かりました。
深堀り分析をしたところ、シャンプー難民はステマと関係があることが、傾向として分かりました。
この記事ではシャンプー難民に陥っている原因を知り、シャンプー難民を卒業するおすすめの方法を知ることができます。
「シャンプー難民」とは、自分に合ったシャンプーをどれを試しても見つけられずにいる人のことを言います。SNSでも#シャンプー難民のハッシュタグつきで悩みの声が投稿されています。
シャンプー難民は、何度も自分の髪に合わないシャンプーを試し、髪や頭皮の状態が悪化するリスクが高まります。無駄なお金も費やしてしまいます。
シャンプー難民は、別の言葉ではシャンプージプシーとも言われています。
アンケート結果で、なんと34%の方が自分をシャンプー難民だと思っていることが分かりました。
アンケート結果を解析していくとステマと関連があることが分かってきました。
ステマとは?
「ステマ」は、「ステルスマーケティング」の略です。広告であることを隠して商品やサービスを宣伝する手法です。
ユーザーのコメントに見えるものが、実はマーケティング活動である場合がよくあります。
- 有名人やインフルエンサーの投稿
- ランキング・レビューサイト
- アフィリエイト
これらの実態を完結に解説いたします。
有名人やインフルエンサーの投稿
主に、芸能人や有名なインフルエンサーの商品紹介にステマが潜んでいます。
インフルエンサーに紹介を頼む場合、投稿に“#PR”をつける必要があります。
しかし実際には#PR表記をつけない場合や、#PRをコメント欄に書かせて見えにくくするするグレーな手口もあります。
また、Instagramで、フィードには#PRがついていても、ストーリーに#PRがついてないケースも見られます。
ランキング・レビューサイト
ランキング・レビューサイトにもステマがあり、ランキング操作を販売する業者も存在します。
ランキングサイトには、購入かモニターが表示されています。
ランキングは「購入ユーザー」の投稿がポイントが高く、業者が100円でユーザーに購入させて「購入投稿」を促す方法があります。
また、ランキングサイトの運営会社が「モニター」として配るケースがあります。
ランキングサイトの運営会社経由の「モニター」はポイントが高くつく傾向も見受けられます。
以上のようにランキング操作のために、広告費が投じられています。
アフィリエイトブログサイト
ホワイトニング歯磨きのビフォーアフターの記事サイトを見たことがありますか?
歯科でホワイトニングしたより白くなるようなビフォーアフターを掲載してますよね。
歯磨き粉で歯科でホワイトニングしたよりも白くなることなどありえません。
このサイトは、業界用語で「記事LP」と呼ばれており、記事っぽく見せて商品を購入させる手法です。
販売会社はビフォーアフターを掲載すると薬事法で罰せられる為、アフィリエイターがビフォーアフターを掲載した記事LPを作成して、販売会社の購入ページにリンクをさせます。
記事LPから販売会社の購入ページにアクセスし、購入が発生すると、アフィリエイターに報酬が支払われます。
報酬額は、1,000円程度で、高額になると8,000~10,000円ほど支払いがされます。
ステマとシャンプー難民の関係性を調べる調査
シャンプー難民の特徴を理解し、卒業する方法を調べるため、10代~60代の日本人女性300名に対し、シャンプーの購入に関して下記のような観点から調査しました。※2023/7/21 日本人女性306名WEBクラウドアンケート R-AND 調査
- 「ステマ」や「ランキング操作」について気づいているかどうか
- シャンプーの成分表を「確認しているか」「理解しているか」
- シャンプーを購入するときの情報源
年齢層ごとの「ステマ」についての認識は、全ての年齢層で「ステマを感じたことがある」と答えてます。
シャンプー難民は「ステマ・ランキング操作」の認知が低い傾向
シャンプー難民は、シャンプー難民ではない人と比較し、ステマに気づいている人数を調べました。
- シャンプー難民:40.3%
- シャンプー難民ではない人:63.8%
以上のようにシャンプー難民は、ステマへの認知が低いことが分かりました。
年代層では、20代~40代に「ステマやランキング操作が行われている現実を知らない」と答える人が多く見られす。
同時に、20代~40代に「自分はシャンプー難民」だと自覚している人が多いことも分かりました。
シャンプー難民は情報源を「クチコミサイト」を重要視する傾向
シャンプー難民と、そうでない人は、シャンプーの情報源にも傾向性が見られました。
- シャンプー難民は「クチコミサイトやレビューを重視する」
- シャンプー難民ではない方は「さまざまな情報や商品体験を通じて自分で判断」・「友人・家族からの情報を重視する」
シャンプー難民になりにくい人は、自分、友人、家族を信用しているようです。
ネット上の誰か分からないクチコミより、自分や身近の人もクチコミを信頼している傾向があります。
シャンプー難民の特徴とは?
シャンプー難民になる原因は人それぞれであり、絶対的な原因はありません。
しかし、アンケート結果から3つの特徴を見つけることはできました。
- ステマの認識が低い
- クチコミサイトやレビューを重視している
- 成分をあまり確認しない
詳しく見ていきましょう。
シャンプー難民の特徴①:ステマ認識が低い
自分に合ったシャンプーが見つかっていない人の特徴は、ステマへの認識が低い傾向がありました。
ステマを見抜く力が低いと、適切な商品選択が難しくなり、シャンプー難民になる可能性が高まります。
アンケート結果では、「ステマ」や「ランキング操作」が行われている現実を知らない人々が、自分に合ったシャンプーを見つけられない傾向にありました。
シャンプー難民の特徴②:クチコミサイトやレビューを重視してる
シャンプー難民のうち、商品を購入するきっかけとして「クチコミサイトやレビューを重視している」と答えた人数が最も多かったです。
クチコミサイトやレビューは、ユーザーの実際の声が書かれており、商品購入のきっかけになります。
きっかけになるからこそ、マーケティング活動が行われます。
レビューのみで購入をすると、自分に合わない商品を選ぶ可能性があります。
シャンプー難民の特徴③:成分の確認がおろそか
シャンプーは、配合されている成分が髪と頭皮に大きく影響を与えます。
成分表を理解せず商品を選んでしまうと、自分の頭皮や髪に合わない商品を選んでしまう可能性があります。
アンケートでも、シャンプーの成分についての知識が低い人々がシャンプー難民になりやすい傾向が示されました。
シャンプー難民になりにくい人の特徴は?
シャンプー難民になりにくい人々には、以下の3つの特徴があります。
- ステマの認識が高い
- 自分で調べるか信頼できる友人・家族から情報を得ている
- 成分を確認している
シャンプー難民になりにくい人の特徴①:ステマ認識が高い
ステマの存在を認識し、影響を理解している人々は、シャンプー難民になりにくいようです。
SNSやレビューサイト、ランキングでステマがあることを認識しており、簡単には信じません。
シャンプー難民になりにくい人の特徴②:自分と信頼できる人から情報を得る
自分に合ったシャンプーがある人たちは「ネットで色んな情報を調べる」「良さそうな商品を集めてひととおり試す」ということを通じ、自分に合ったシャンプーを見つけています。
クチコミサイトやレビューなどのネット情報ではなく、身近にいる人のおすすめを信用する傾向にあります。
自分自身の髪や頭皮の特徴を自覚し、自分に合った商品を選んでいる人が多くいます。
シャンプー難民になりにくい人の特徴③:成分を確認している
シャンプー難民ではない人は、購入するときに成分を確認する傾向があります。
シャンプーの成分についての知識がある人々は、シャンプー難民になりにくい傾向にあります。
成分表を見て、自分の髪や頭皮に合うかどうかを確認することができます。
流行りやランキングは、知るきっかけに過ぎず、自分で調べ、成分を確認し、購入にいたっています。
ステマでシャンプー難民になっている可能性がある
今までの分析でわかるように、シャンプー難民は、比較的にステマへの認識が低く、ネット上のレビューやクチコミ、ランキングなどを重視する傾向があります。
有名人やインフルエンサーの情報がステマだとしても気づかない可能性があり、クチコミが操作されていたとしても気づけないことが多いかも知れません。
成分を確認することをしないと、ステマ情報で商品を購入してしまいます。
シャンプー難民を卒業するおすすめ方法とは?
シャンプー難民を卒業するには、今まで行ってきた商品の選び方を変えましょう。
商品の選び方を変えるために、まずは考え方を変えましょう。
シャンプー難民卒業するための考え方
まずは下記のようなステマの認識を高めることです。
- 有名人やインフルエンサーが紹介している商品はステマの可能性がある。
- クチコミサイト・ランキングは操作されている可能性がある。
ステマの見分け方はとても難しいです。
有名人やインフルエンサーが紹介している案件は、ほとんどが企業から依頼された案件と考えるのも安全策です。
情報に触れただけで購入するのはリスクがあることです。
成分知識と情報収集力を高める
友人・家族から得る情報は、ステマではないはずです。
自分の髪質と似た友人・家族であれば、信頼できる可能性も上がってきます。
ただ、髪質が似た友人・家族がいない場合もあると思います。
その時は、成分の知識を高めないとなりません。
化粧品の成分は、とても難しい内容です。
シャンプーであればまずは「界面活性剤」の種類を知るのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シャンプー難民には特徴があるようです。
ただしシャンプー難民全ての人がここに書かれている内容が当てはまるわけではありません。
シャンプー難民を卒業するには、成分を理解して自分で商品を探し、試していくことが必要です。
この記事がシャンプー難民卒業のきっかけになればうれしく思います。